竹三ブックガイド <VOL .2>「ファンに愛され、売れ続ける秘訣」

もはや自分自身が商品だ!

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著者:和田 裕美  アドバイザー:佐藤 尚之

出版社:かんき出版

初版年度:2022年

当時購入価格:1500円(税別)

本文ページ数:213ページ

こんな方におすすめ!

・セールスマンで行き詰っている人

・インフルエンサーになりたい人

・ガチで売れたい人

個人的にあえてピンポイントで言わせてもらうなら、生保のセールスレディーの方にとってはバイブル的存在になるはずです。

和田 裕美(わだ ひろみ)さんは女性で外資系教育会社の営業にて世界第2位となられた実力のある方、現在は独立されて本も数多く出版されている、営業のカリスマ、有名な方ですよね。

本書でアドバイザーの位置付けとして登場してくる佐藤 尚之(さとなお)氏は、和田さんとの対話方式でファンづくりに就いて解説されています、本文213ページ中、26ページのウエイトで設けられています。

ポイントだと思うフレーズに対しての感想

ここではそのまま語句を引用してしまうと著作権侵害となる恐れがあるので、そのフレーズの載っているページと行数のみ記して私なりの見解を述べることで、悪しからず内容を察していただくものとさせて頂きます。

<マーク説明> 

・・共感できること  

〼・・腑に落ちたこと  

♡・・感動すること 

◯・・役に立つこと

☆・・勉強になること

P22 2行目・・(◯)

いきなり結論が述べられていて、商品は自分自身であることがわかります。

P34 12行目・・(!)

売れたら終わりではなく、売ってから始まる、、扱う商品にもよるのですけど、アフターケアの大事さがここで述べられています。私も過去に保険商品の営業していた時があったんですけど、例えば保険に加入された方が怪我や病気で通院、入院された場合、給付対象であれば受付を促す目的で定期的に給付の掘り起こし、いわゆる給付申請漏れがないかどうかを伺うようにすることでお客さんとの信頼関係が上がる効果は経験していたのでなるほどなと思う箇所です。

P37 11行目・・(〼)

特に世の中の流れはだんだん早くなってきていて消費者の価値観も変わっていく中、過去の成功例だけに固執することは危険であると、会社だと先輩社員から注意やアドバイスを受ける中で、本来の目的達成に対して果たしてこれは有効なのか、的を得ているかどうか咀嚼(そしゃく)する必要もあるのかなと考えます。

P51 2行目・・(♡)

ここでも出てきました『パレートの法則』! 全体の売り上げの8割は購入者の2割の方で支えられているデータ、コアなファンのありがたさがひしひしと伝わります。

P54 10行目・・(☆)

ここでは現在の日本の市場がどういう状況か5つのキーワードで述べられています、日本の人口は確かに減少傾向だけど、世界で見れば増えているので世界も市場に捉えればパイは当然広がる、それが可能な時代になってきましたね。

P57 3行目・・(!)

そうだな、お店を探すのに昔はガイドブックやチラシを頼りにしていたけど、今はスマホで検索、口コミランキングとか気にするしなあ、、と紙媒体の時代ではなくなってきているかも。

P61 11行目・・(♡)

10人のファンがこれほどの人数を引き寄せるのか!おそらくMAXの概算だと思うけど、、

P68 8行目・・(☆)

商品も自分もファンになってもらうことが大事だと、何か芸能人に通じるものがあるのかなと、でもそれはルックスの問題ではなく、いかに相手に感動してもらえるかが鍵ですね。

実は私は社会人1年目が芸能関係の職場で、その会社のスローガンが『お客様の満足を私たちの喜びとしよう』だったのですが、これは今も生きている言葉でした。

P70 2行目・・(☆)

自分も学生時代、バンドを組んでいて曲も作っていましたが、『この曲はボツになるだろうな』と思って聞かせた曲が実は評判が良かったという経験がありました、まずは出してみることが大事なんですね。

P76 8行目・・(!)

結局、そこに信頼関係がないとお客様は持続的に選んでくれないなと。

P79 3行目・・(〼)

商品の良さというのは性能や利便性もあるのだけど、どういったワクワク感がこれによって得られるかどうかの効能が大きいのかもしれない。

P85 12行目・・(!)

私も営業の仕事をしてきたのにあたり、かなり思い当たる節があるというか心が痛い、勧めてすぐ会員になってくれた方に「即狩り」なんて言葉を使っていました。

P86 2行目・・(☆)

営業の先輩や営業関連の本でも契約成立の段階のことを『クロージング』と教えられてきましたが、時代は変わった、今こそ見直すべきです。

P90 3行目・・(〼)

他社の製品をお勧めするのは、よっぽど条件的に当てはまらないと私はできませんでした。

P93 6行目・・(!)

昔、お客さんから『あなたの成績になるのね・・』と言って商品を買ってくれたことがあって、それでも成果だと思っていた自分が恥ずかしいです。

P94 1行目・・(♡)

世界で2位の成績!『紹介契約』でもこれと真逆の位置にいるのが『ネズミ講』、同じような広がり方でも最初の動機が決定的に違う。

P124 4行目・・(〼)

『ちょっと考えます』この言葉が出たら引いた方が得策、経験上 このまま押してもまず前へ進むことはありませんでした。

P201 12行目・・(◯)

『バズる』ことがキラーワードとなる話があるが、その分飽きられるのも早いだろうな、本来は植物のように育てていくべきものなのかなと感じます。

あとがき

私も過去、仕事で営業職に就いていた時期があり、本書を読み進めるにつれ、その頃は正しいと思っていたことが勘違いだったなと思い知らされ、同時に時代の流れが今に合うスタイルを必要としているなと痛感しました。

私の営業マン時代で「ロールプレイング」と言ってましたけど、1対1で仲間にお客様役になってもらってセールストークの検証をするものですが、本書の後半ではいくつかの業種に分けて、ロールプレイングのやりとりを良い例、悪い例と掲載されています。

和田さん自身、セールスにおいてギラギラして、ガツガツ前のめりでアプローチするタイプではない(好きではない)と述べられております。プロフィールを拝見すると出身が京都、察するに京都人の気質が存在し、影響しているのかも知れません、同じ関西出身ですが、どちらかいうと私もそうです。

書籍に関するコンテンツは、それこそユーチューブをはじめ、様々なSNS等で扱われています。ありがたくも今このブログをご覧いただいている方にさらなる お役に立てるよう、私見ではありますが自分の薦める書籍の重要エッセンスをガイドさせて頂くつもりでこのコーナーを設けました。

もし興味がございましたらぜひ、お薦め本を手にとって頂ければ幸いです。

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