竹三ブックガイド<VOL3>「時間最短化、成果最大化の法則」

1日1話インストールで自分がバージョン・アップ!

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著者:木下 勝寿

出版社:ダイヤモンド社

本文ページ数:322ページ

初版年:2022年11月

購入時価格:1600円(税別)

こんな方におすすめ!

・優秀なビジネスパーソンになりたい人

・生産性を上げたい人

・本当に成功したい人

本書でも掲載されていますが、木下氏は『北の達人コーポレーション』代表取締役社長、知る人ぞ知るであります。ホームページをのぞいてみると、社長の起業ストーリーの項目がありました、例に漏れず様々な苦労と挫折の日々が綴られております。

成功している人って今の姿でしか見ていない傾向に陥りがちで、どのような経験をしてきたかの理解なくして、その人を知るということにはならないだろうなと感じます。

ポイントだと思うフレーズに対しての感想

ここではそのまま語句を引用してしまうと著作権侵害となる恐れがあるので、そのフレーズの載っているページと行数のみ記して私なりの見解を述べることで、悪しからず内容を察していただくものとさせて頂きます。

<マーク説明> 

・・共感できること  

〼・・腑に落ちたこと  

♡・・感動すること 

◯・・役に立つこと

☆・・勉強になること

P4 5行目・・(☆)

本書の冒頭に思考アルゴリズムの早見表があって、全部で45項目、1日1話インストールすれば45日で完了、順番はどこからでも入っていってもOK、体系的に開ける仕組みになっています。

P5 1行目・・(♡)

誰でも最初は小さなことから始める、いわば、わらしべ長者のような展開ですね。

P10 9行目・・(♡)

元リクルート社員で成功者ってよく見ますけど、木下氏もリクルート社出身、やっぱり何かが違うんだな、起業しやすい環境があるのか?

P39 9行目・・(!)

実践主義とも言うべきか、結局やるか、やらないか、なんですよね。

P43 5行目・・(☆)

考え方の癖ってそんなにすごいのか。

P58 10行目・・(〼)

私はできるだけスピーディーにと思い、メモはほとんど自分しか分からない文字で残しますが、どうもそれは良くないらしい。

P61 1行目・・(〼)

メモは忘れるための行為である、それは何のためか→キャパを増やすためである、なのでそのツールは持っておくべき、最低でも紙とペン。

P65 8行目・・(☆)

よくA案、B案と言われます、プレゼンテーションにおいてはあるあるの事項、複数案を用意するのは時間と労力を要しますが、成果を産むためにはそれも投資だと言えましょう。

P66 5行目・・(〼)

非常に大切な心構えですが、タスクとなる対象も本当にこれをやる必要があるかどうか吟味し、取捨選択する必要も場合によってはあるでしょう。

P72 4行目・・(◯)

そうか10回かー そう言えばそこまでチャレンジしたことなかったもんな。

P88 8行目・・(!)

自分に負荷がかかるのを敬遠しがちになるのは人情としてあるわけですが、実はそこが組織にとって重要なことが多いのですね。

P92 8行目・・(!)

特に上司への忖度が往々にして起こりがち、何のためにしているのか見失ってしまう。

P123 3行目・・(〼)

何を捨てて何を選択するのか、ここでも取捨選択の重要性が述べられています、これだと思えば潔く切り替えていくのも大事だと言うこと。

P163 2行目・・(◯)

よく長所を限りなく伸ばしていくことにコミットしようと言うアドバイスがよくされるが、最低限修正しなければいけない欠点がこれである。

P166 10行目・・(☆)

メールは送信してしまったら訂正できないことはもちろん、その後に訂正メールを送る労力と時間がロスとなるので すごい説得力がある。

P179 2行目・・(!)

ヒューマンエラーは前向きにやっていくとどうしても起こってしまうが、ここでどう活かすか述べられています。

P182 11行目・・(〼)

これがエスカレートしていくと老害と呼ばれる原因になりかねないです。

P190 1行目・・(〼)

インターネットで何でも調べられるようになりましたが、本当に信頼できる情報かどうか見極めも必要ですね。

P206 2行目・・(☆)

デジタルネイティブという言葉は一般化してきているが、リモートワークネイティブは今後の新入社員の標準装備となってくるだろう。

P216 6行目・・(☆)

石橋を叩いて渡るという古いことわざがあるが、経営に対して慎重である姿勢が伝わります。勝算を高めるためのシステムとデータの活用に比重を置かれている。

P224 10行目・・(〼)

そう言えば、森岡毅さんもあらゆるものを数値化させると言っていたな。

P240 11行目・・(♡)

出ました、ここでもパレートの法則!人にも2割の長所が8割の武器になるということか。

P269 2行目・・(!)

時代の変化に合わせて変わっていくためには今持っている常識やこだわりを捨てろということだろう、そのままではいわゆる老害になりかねない。

P283 6行目・・(〼)

理にかなっていると思います、平生腰が低い人は困った時に誰かが助けてくれたり、協力してくれたりしますからね。

P299 2行目・・(!)

振り返れば、会社組織の中にいるとどうしても忖度というか上司という肩書きの人に気に入られようとしるのがいつの間にか目的となっていたことがあります、自分が出世したいと思っていたからでしょうか、戦略としてはありなのかしれないですけど。

P303 4行目・・(!)

私も経験ありますが、それなりにお金が入ってくるとどうしても気が大きくなって、油断するというか財布の口がゆるくなってしまう、これぐらいいいだろうと欲望がささやくからだ。『バビロンの黄金法則』の欲望に優先順位をつけろという教えが胸に突き刺さる。

P306 9行目・・(!)

やっぱり、資本主義国において大体のことはお金で解決できると実感せざろうえません。

P311 1行目・・(!)

『FIRE』はとても魅力的で手に入れたいと思う事象ですが、経験者がこのように述べられると『やりたいこと』は何か、確実に掴んでいないと意味がないなと感じました。

P319 7行目・・(〼)

前著『売上最小化、利益最大化の法則』の出発点が述べられています。

まとめ

この本のキーワードは『思考アルゴリズム』日常は行動選択の連続、効率的かつ効果的に判断できるよう あらゆる観点から法則化して解説してくれています。

本書の45パターンの法則を武器に組み合わせていけば今まで以上の成果は出せそうな気がします、いわゆる自分というOSをアップデートさせるためのツールがこれだということですね。

よく最近、日本はオワコンだ、給料が上がらないなどとささやかれていますが、実のところ生産性が上がらなければ利益も上がらない、従って給料の原資となる資金が生み出せない、そういった問題も多分にあると思います。逆に言えば伸びしろもあるわけで、今の日本に足りないものがこの本にはあるのかも知れません。

もし興味がございましたら、お手にとっていただくと幸いです。

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