糖尿病治療日記

糖尿病は遺伝する、、今は亡き父親が糖尿病でありました。私の記憶では50歳半ばあたりから発症したみたいで、当時母親が「一生付き合っていかなきゃね」と言っていたのを思い出します。

気がつけば自分も同じような歳で健康診断に引っかかって(以前のブログ「健康を見つめて(禁酒編)(血糖値編)」に綴っておりますが)

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最初は先生に言われたとおり、夕食のごはんの量を2杯から1杯にしたり、野菜を多めに摂るようにしたり、運動を心掛けるようにしているうちに数値が改善といいますか、次の年の健康診断でほんの少しだけ血糖値が下がっただけで(実際は基準値オーバーだったのに)自分で勝手に治ったとか勘違いして食生活もいつの間にかはめを外すようになって、具体的にいうと夕食にごはんを3杯食べてしまうとか、チョコレートをバクバク食ったりとか、夜にコーヒーやデザートをしょっちゅう食べたりとかしていました。

そして次の年の健康診断ででた結果が写真のとおりでした。

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たしかに血糖値は去年より下がっているものの、ついに出てしまった尿糖が、、それまでは悪くて(±)だったのが今回は(1+)と悪くなっています。

「これはいかん!」と精密検査を改めて受けなければと、かかりつけだった最寄りの病院へ行くことにしました。

3月14日 

会社で受けた健康診断の結果を先生に見せたところ、数値でいうと「HbA1c」(ヘモグロビン エーワンシー:糖化ヘモグロビンがどのくらいの割合で存在しているかを%で表す)の部分がポイントになる、健康診断ではその部分の検査がなかったから採血して調べましょうということに、血はとるだろうと思ったので朝食はとっていませんでした、そのおかげですぐ採血してもらうことに、後日検査結果をみて薬を出すかどうか検討するとのことです。

先生は「血縁者で糖尿だった人はいるかね?」と聞かれ、すぐ父親がそうだったことを伝えると、「これは遺伝するんだよ、40歳ぐらいから兆候は出始める、、前のカルテでは詳しく調査できていなかったかも知れないが、今は初期段階で処方できる薬もあるからね」と結果が出るのは3日後ということで、複雑な気持ちのまま病院を出てきました。

父親が亡くなったのは肺気胸というのが原因だったのですが、それでも80歳で亡くなるまで薬やウォーキング、禁酒、禁煙など苦労していました。

3月19日

後日、検査結果をたずねてみると、やはり数値はよくなっていないとのこと、薬を飲まなくてよい境界線からわずかにオーバーしていたようです。なので薬を処方してもらいました。

これまでの人生、幸いなことに大病を患ったことがなかったので、継続した処方薬の服用は実質今回がはじめてでした、なので同じような悩みを持つ方のために自ら実験台として(大げさな)レポートしてまいりたいと思います。

まず「ネシーナ」という錠剤で毎朝、食後に飲むという指示です、一か月分もらいました。

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そして食生活も、仕切り直しというか、気をつけていくようにします。

まず、患った最初の頃のように夜ご飯を一杯にとどめ、その代わり野菜や豆腐を多めに最初に摂ることを心掛け、毎晩のように飲んでいたコーヒーも良くないとのことで止めるようにしました。

できるだけ夜は糖質やカロリーをオーバーしないよう、その分朝ご飯をしっかり摂る方向にしました。

仕事でも病院の透析室へ荷物を運んだりする時もあるので、患者さんの様子も目の当たりにして、その壮絶さは わずかばかりでも分かっているつもりでした。でもまだ心のどこかで他人事のように思っていたのかもしれません。

今はネットで何でも調べられる時代だから、糖尿病についてもいろいろ検索してみました、やはり合併症が恐ろしいことを表しています。誰でも歳をとる、若い時のようにいかないのが世の定めなのか、しかし手遅れになる前になんとかしないと、そう思うのが正直なところでしょう。

薬を飲み始めて2日目、なんだか頭が重くなってきた感じ、これがいわゆる副作用というやつか、説明書にもこう書いてありました。

頭が痛くなったり、重くなったりする症状が出るときがあるとのこと、やはりそれなのかなと思いつつも、そんなにひどくないので様子をいることにします。

就寝時、夜中にトイレを2回いくことに、、年齢のせいかな?それとも薬のせい? 1回はよく行くのですが、2回はめったに無いので気になりました。

3月22日

 服用3日目 まあ体が少し慣れてきたのか あたまの重さや頻尿感はさほど初めより和らいできたようです、またインシュリンの出が良くなってきたのか、以前はいくら食べても身につかなかった(逆に痩せていく)お腹まわりが少しポッコリとなってきました。

おそらく、これは体内に養分を摂り込もうと機能してきたからではないでしょうか、とはいえ仕事中、我慢できずに甘いものを口にしたい時があって、ネットで調べるとチョコレートでもカカオ70%以上のものなら逆に血糖値を下げる効果があると書かれていたので、最近はコンビニでよく売られているこの商品を好んで買っています。ただこれも砂糖が幾分使われているので、以前のようにバクバクと食べてしまうのではなく、口の中でゆっくりと溶かすように舐めていく感じにしています。やはりチョコレートってある意味ホッとするんですよね、これは災害のあったときの非常でも、チョコレートがチョイスされるのは同じような意味合いがあるのかも知れません。

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3月23日

 今日はかかりつけの病院から斡旋してもらった栄養士さんとの面談、11時に約束をして、3階の面談室に案内され、食事についてのアドバイスを受けました。

日頃何を食べているのかなどの話です、2年前にも健康診断とのからみで食事指導も受けていたこともあり、夜のご飯は1杯にとどめ、先に野菜から摂るように、夜のカロリーを抑える、コーヒーは血管を細くさせたりするので控える、昼食にもずくなど酢の物を加えるなどと、ひととおり一般的な食事療法のメニューに改善してきたものの、ここ1年はもういいだろうと気がゆるんでしまい、夜にコーヒーや甘いものを摂ったり、ご飯を3杯食べるなど暴飲暴食になっていると告白しました。

やはり、そこの見直しは必要だということで特に夜の血糖値を抑える、海藻、きのこ、野菜、まずおかずのたぐいから食べること、お酒は糖類の入っていないもの例えば焼酎で1合までの量に抑えることなど、割と若い女性の栄養士さんだったので、幾ばくか不安な面もありましたが間違ったことは言っていないだろうと真摯に受けとめ、食生活に取り入れることにしました。

3月25日 

薬を飲み続けて5日目、頭が痛くなる症状はなくなり、何となく肉づきが良くなってきているような感じがします、というのも調べてみると糖が体から出ていこうとすると、エネルギーを使うとき脂肪をよけいに消費していくので、これまでは実際食べているのに細くなっていくといった状態でした、それが改善されたのかなと思いたくなります、とりあえず1か月間 薬を飲んでみて再検査するということです。

4月16日 

薬を頂いてから1ヵ月経過したので、また病院へいくことにしました。

受付で診察カードを提出、今回の受信目的を伝え、待合室で待機、もちろん採血するだろうということで朝ごはんは抜いてきました。

呼び出しをうけて診察室へ入ります、前回の先生とは違う方だったので今回来た理由を説明、そうすると予想通り「では採血して、調べてみましょう」ということに、今回は即日結果がわかるらしいのでそのまま待つことになりました。

注射器で血を一本分抜いて、そのまま待つこと約20分、検査結果が出ました、数値は114mg/dL、前回が126mg/dL、明らかに下がっています。ただ、空腹時血糖値でいくと100を切らないと正常値とはならないレベルなので、引き続き薬を出してもらうこととなりました。

前回と同様、「ネシーナ」一か月(毎朝食後1回)分です、保険適応で2500円ほどでした。

この前は数値が下がったからといって油断してしまい、食生活も乱れて元の木阿弥となってしまった私ですが、今度は気を緩めず(実際これがキツイ訳ですが)特に夕食のメニューに注意しながら、また一か月後の数値に注目していきたいと思います。

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