昨年2月14日にブログで「自宅で出来た果実(八朔)をジュースにして飲んでみる」をアップしていました、そして今年(2021年)の状況をお伝えしたいと思います。
前回は自宅裏山に果実がなっていたのを気付くのが2月の事で遅くなってしまい、収穫できたのが3個だけで、その時はジュースにして飲んでみたわけですが、今回その反省を生かし12月に入って旬を逃すことなく鈴生りとまではいきませんが、収穫することができました。
とりあえず今年第1回目は手頃な大きさのヤツを19個、剪定ハサミで採りました。なので昨年できなかった果実をダイレクトに食べてみることからやってみたいと思います。
皮をむいて袋をむいて身を取り出すのではなく、包丁で真横から2分の1にカット、そこからタテに4分の1にカット、いわゆるスイカを食べる時みたいなやり方でそのまま頂きました。
思えば、八朔の木に対してあれから何の世話もしていなく、あえて言うなら夏に周りの雑草を刈ったくらいで、ほったらかしの状態にしていたのにあれだけ実を結ぶとは、自然って何てすごいんだろうと改めて感じました。
食べてみての感想ですが、やはり八朔という特徴が極めて出ており、まず苦みと酸っぱさが来て、その後ほのかに柑橘系の甘さが来るというテイストです。雑柑の仲間である夏みかんの味とはやはり違いますね。
種はどうでしょうか、一玉につき7~8粒くらい果肉に存在している感じがします。
ひょっとしたら肥料とか摘果など世話してやれば、それなりに甘さとか味も変わってくるかも知れませんが、自然のままの産物を頂くという観点でみれば、このままでも十分に頂けるものだと思います。そこが田舎暮らしの醍醐味でもありましょう。
まずは試食が済んだので次はこれを使ってデザート作りに挑戦してみたいと思います、家にゼリーの素が残っていたので有効活用することにしました。
北田式トライアルレシピ(自己流)
八朔 ・・・ 2玉 ゼリーの素 ・・・ 一袋(14g)
水 ・・・ 200cc 砂糖 ・・・ 大さじ2杯
牛乳 ・・・ 200cc
まず、八朔の皮と袋をむいて、果肉のみにします。ここで昨年に続き「ムッキーちゃん」登場(詳しくは前回ブログをご覧ください、リンクはこちら https://www.tkworld.work/wp-admin/post.php?post=2474&action=edit )
ムッキーちゃんで皮(これがまた分厚いんです)と袋を切り出し、ボールにどんどん入れていきます。
全てむき終わったら、半分をミキサーにかけます。ここで前回同様に「マジックブレッド」を使用します。
八朔の果肉を投入、スイッチオン、30秒ほどでベースになるペーストができました。
いったん別容器に移し替え、次にゼラチンで固める液を作ります。
中の大きさの鍋へ 水200cc、牛乳200cc、砂糖大さじ2杯を投入、弱火で温めます。
沸騰しかかる手前でゼリーの素を加え、混ぜ込みます。
全体的になじんできたら、別容器にとっておいた八朔ペーストを入れ、よく混ぜます。
デザート用の器2つに残りの八朔の果肉をまんべんなく敷き詰めます、そこに先ほどのゼリー液を流し込みます。
目一杯なみなみ状態になってしまいましたが、これで冷ましておき、十分熱が取れたら冷蔵庫に入れて完成「自家製八朔ゼリー」!
テイスティング(モニター試食)
さて、試食をしてみます。
予想どおり、まず苦みがきて、酸っぱさがくる、そして後から穏やかに甘味が広がる。果肉もちりばめられているので、果実感は多分にあります、しいて言うなれば砂糖をあと大さじ2杯ほど足せば、スイーツ感は増したのかなと、それもゼラチンで固める前に味見していおけば良かったと後の祭り状態でした。
昔 子供の頃 祖母から八朔に砂糖をかけて食べさせてくれたことを思い出しました、あの時は子供にとっては苦すぎたのでしょう。すっかり大人になった今では、その苦みも一つのアクセントとして楽しめるようになってはきています。
自然の摂理を考えるともしかしたら果実は加工をせず、手をくわえず、自然の恵みという観点で生っているものをそのままで食べるのが、それぞれの美味しさを一番味わえるのが本来的ではないかとさえ思う次第であります。
まとめ
・八朔は①苦み②酸味③甘味の順番でくる特徴のフルーツ
・どんな果実もそうであるが、ダイレクトにそのまま食べるのが本来的にそれぞれの味を堪能できる事実
・デザートにする時は甘さの加減を途中で確かめる必要大、だが基本的には苦さが先にくるため大人のスイーツ的な感じになる