田舎✖白菜✖コスパ②

<11月1日>

この日、親戚の法事があって、お参りした後 昼食会があり、とあるお店の会席料理が振舞われました。

その時の鍋の具材として白菜が出てきたのですが、食べてみた所、とうが経っていたのかどうか分かりませんが、非常に硬く本来の食感ではありませんでした。

帰宅してから、自宅の夕食に家で採れた白菜を鍋で食べてみると、ぜんぜん柔らかく、食感を楽しみながら頂けることができました。

まあ、たまたまお店で扱われた白菜が巡り合わせというか、良いものに当たらなかったのかも知れませんが、お店に出すものと品質は負けていないということになるのではないでしょうか、素人考えなので受け取り方が浅はかなのかも知れませんし、確かに家の白菜は外葉の部分をみると虫に食われまくりで、白い斑点もあちこちにあって実も詰まっていないし、到底出荷できるというレベルではありませんが、外葉をとって中側を見れば非常に美しく、柔らかい状態になっており、家で使う分としては十分なのではということです、しかしながら自画自賛するにはまだ早いですね。

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ここから収穫食材づくりにシフトしていきたいと思います、以降のメニューは時系列で以下のとおりです。

10月31日   1玉 「赤から鍋」

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11月 1日  1玉 「牛肉いため」

        2玉  妹にあげる

11月 2日  半玉 「やきそばの具」

        半玉 「ラーメンの具」

11月 4日  2玉 「鶏ちゃんこ鍋」

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11月 5日  2玉  親戚にあげる

        1玉 「炒め物」

11月 8日  1玉 「ゆず鍋」

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11月 9日  1玉 「みそ汁の具」

11月12日  1玉 「キムチの具」

11月14日  1玉 「鴨鍋の素で煮込み」

11月15日  1玉 「みそ汁の具」

収穫予定日(11月16日)が過ぎて、目下集中して食材にするため、収穫、調理を重ねている白菜ですが、さすがに連続ともなるとネタ切れ気味、また飽きてくるのも否めない状況にはなっています。

3人家族なので、大家族と比べて消費量もそんなには多くはないでしょう、鍋の具材にするか、キムチなどの漬物にするのが、おおむねの使い道です。

日がたつにつれ、虫食いの頻度が高くなってきています、とはいえ、外葉を取り除いていくと、小ぶりにはなりますが、きれいな形の白菜が出てきます。

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11月21日 1玉 「キムチの具」

11月22日 1玉 「赤から鍋の具」

11月23日 2玉 「肉すい鍋の具」「キムチの具」

11月26日 1玉 「キムチの具」

11月28日 1玉 「鴨鍋の具」

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11月29日 1玉 「金ごま塩出し鍋の具」

12月 1日 1玉 「ツナと白菜の煮つけ」

12月 3日 2玉 「キムチの具」

12月 9日 2玉 「キムチの具」

12月 15日 1玉 「みそ汁の具」

12月 19日 1玉 「みそ汁の具」

12月 26日 2玉 「トムヤンクン鍋の具」

12月 23日 1玉 「八宝菜の具」

1月  2日  1玉 「ゆずなべ」

<1月11日>

いよいよ、潮時かなという状態になってきました。

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なかなか一気には消費できないもので、あと 22株ほど残っていたものの、葉が一様に黄色く変色してきて、触ってみると中身もスカスカになっています。

これから出ようとする葉も寒さのせいでしょうか、開いたまま硬直状態になっています、とうとう最終の収穫になりそうです。

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もっとも状態のましなものを1玉収穫、鍋の具材に、出汁はスーパーで買ってきた「麺屋武蔵鍋」、豚肉、エノキダケなどと共に刻んで投入します。

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そうですね、畑に残したものは種が採れるかどうか見守っていきたいです、いよいよここでフィニッシュ、今回の検証に入ります。

これまでに収穫して食材活用してきた白菜はトータルで 34玉でした。

スーパーなどで売られている白菜1玉の価格を相場の関係もありましょうがとりあえず、400円(税別)で設定したいと思いますが、今回家で採れた大きさが市販のものより一回り小さかったため、自家製2玉で市販の1玉相当(つまり自家製を1玉200円で)として計算してみます。

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<コスパ検証>(税抜きとして換算)

自家製白菜・みなし相場価格:200円 × 34玉 - 経費(種代)360円(化学肥料、水道代は省く) 6440円

今回食費として、おおむね6440円分をコストカットできたという見解になります。

ただ、22玉を残して消費しきれなかったのは心残りでありますし、ある意味失敗と言えましょう。種の少量セットとかあれば良いのですが、業界の事情もありましょう、利用する家族構成とかもありますし、後は人にどんどんあげることでしょうか。

以上のように今回、私が家庭菜園で白菜を栽培した体験の中で、皆さんにお伝えしたいメッセージをまとめてみます。

・まずは、ポットへ種まきしましょう、芽が育ってきたら畑へ分けつして定植します。

・白菜は「肥料食い」とも呼ばれます、ある意味育ってきたら、間引き肥料投入もポイントです。

・葉が外へ広がってきたら、ハチマキ(ひもなどで周囲をしばる)した方が確実に巻いていきます。

・種まきから収穫まで、おおむね5カ月です、この間にできたトータル数が56玉、うち34玉が収穫で、のこり22玉が収穫できずに旬が過ぎて枯れてしまいました。

・コスパ的には、6440円分の食費をフォローできた形になります、それにもまして生産者が明らか(当たり前ですけど)で無農薬のものを食べられること、あと、おそらく来るであろう食糧危機への準備訓練としても有効なのでは。

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