改造!?タカミネ・アコースティックギター

自分の弾き語りをユーチューブで録りはじめて1年が経とうとしています。50歳を過ぎて何分世代的に食いつきが悪いのは分かっていながら、ライフワークの一つでもありますし、どこまで視聴回数、登録者数を伸ばせるか挑戦と人体実験を試みてまいりたいと思います。

「癒しの曲」シリーズはこれまでに何本か録ってきておりますが、今回 昔、バンドでライブ活動していた頃のレパートリーで、オリジナル曲の「絵美里」というのがありまして、これをユーチューブでアップしています。

その時に使用したのが、タカミネ・アコースティックギター(12弦使用、型番不明)です。

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実はこのギター、高校時代の友人所有だったのを譲りうけたものです(西川君ありがとう)自分の所に来てから、もう20年以上経っていますね。

で タカミネというブランドを簡単に紹介しますと。

高峰楽器製作所

1962年5月設立、岐阜県中津川市にある日本を代表するギターメーカー、2020年現在、全世界58か国40代理店を展開

社名の「高峰」は、本社が置かれている岐阜県中津川市にある高峰山に由来、創業当時の社名は「大曾根楽器製作所」

1979年に独自の技術により、日本で最初の本格的なエレクトリックアコースティックギターを発売して以降、ブランド名を「タカミネ」(TAKAMINE)に集約 <参照:wikipedia>

事のいきさつ

自分の持っている器種名が判らなくて、調べてみたんですが、同じのが出てきません。現在流通しているのは、ボディの片方のハイポジション側が弾きやすいよう、えぐられているタイプが多く、自分の持っているフルボディータイプは少ない傾向だと言えましょう。

見てわかるとおり、もともとは12弦ギターです、それを6弦ギター仕様に変更しています、いわゆるヘッドからペグを6個抜き、ブリッジ側でブリッジピンを6本抜いたものです。

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譲り受けた当初は、普通に12弦としてライブとかでも使っていました、ところが、引っ越しをきっかけに弾かなくなり、実家の部屋へ2年ほど置きっぱなしにしていました、これがいけなかった。

久しぶりに実家に帰って12弦ギターを見ると、あっ!ブリッジ(木部)が浮いている!! もちろん弦は張りっぱなしにしていました、へたに弛めたり、弦をはずすとネックが反ってしまうと思ったからです。

しかしながら、ギターケースには入れず、自分の部屋に置いたままで、おそらく湿気や日光の関係で、徐々に接着がはがれていったのでしょう、このままではボディから全て取れてしまうのは時間の問題でした。

もともとサウンドホールの中にあるラベルにも「use light gauge or silk & steel strings only 」つまり、レギュラーゲージやヘビーゲージの太い弦は使うな、と書かれてあります。

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6弦と比べると当然の如く、12弦だとテンション、引っ張る力が強いので、太くなるにつれ比例してボディに負荷がかかるということです。

とりあえず、弦をゆるめて、外し、ボディとブリッジ木部の隙間に木工用ボンドをつめ、上から重しを置いてくっつけることにしました、もう素人感覚丸出しですが、当時修理に出す予算もなかったので、応急的に行いました。

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1週間ほど経過の後、重しを取って様子をみると、完璧ではありませんが、何とか隙間が縮まり、くっついている感じです。

不安になりながらも弦を張ってみようということで、まずは6弦のエレキギター弦だったらテンションが弱めだからと恐る恐るつけてみました。

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レギュラーチューニングで、張ってみて弾くと、ひとまずはブリッジは持ちこたえているみたいです、そうこうしながら現在に至っているという状況ですが、ほとんどひどくはなっていません、しかしながら、再び12弦にするとか、6弦のままでもアコースティックギターのライトゲージにするとかは考えるとあまりにリスクが高すぎるし、ギターが可哀そうだなと、今のままで使うのが良いのではという結論となりました。

過去のユーチューブ動画でも、このギターを使用していましたが、スペックはそのまま、ペグとブリッジピンは12個つけたままでした。

ただ最近になって、このまま6弦ギターとして使っていくんだったら、機能していないペグとブリッジピンは要らなくね?と思うようになり、ギターの断捨離ということで取り外すことにしました、これはドライバーとラジオペンチがあれば簡単に取れます。

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取ったあとは当然の如く、スッキリしたのと、それぞれの穴がまた面白いデザインとして映える感じ、ペグに関してはチューニングする時、となりのペグと間違えなくなったし、ブリッジピン跡の穴からは音が出ているように聞こえます。

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放置とまでは言えないのですが、こうなってしまった以上、

少しでも寿命を延ばすための方策ですが、あわよくば、自分が世界で初めて断捨離12弦ギターをユーチューブでアップしたヤツだと思いたいですが、膨大なコンテンツの中、すでに同じようなことをやっている人がいるのかも知れませんね。

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ということで、ネックは自ずと太目であります、握った感触ではクラシックギターのそれに近いです。タカミネギターは基本、エレアコ仕様となっており、サウンドホールの中、ネックの付け根側に電池(積層電池)のとりつけ部分があります、コントロールはボリューム、トーンのスライダー式になっています。シールドジャックはボディおしりの方のストラップピンに穴があいており、そこへ差し込む式になっています。

何はともあれ、タカミネ本来の硬質でクリアなサウンドは健在ですので、冒頭にも触れていましたが、これで弾いた動画「絵美里」(original song)をアップしていますので、ぜひご覧ください。

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