雑草を雑草と言ってはいけない教え(家庭菜園日記:チンゲン菜②)

4月の下旬にホームセンターから購入した「チンゲン菜」の種を蒔いて畑で育てています。

現在、5月に入りましたので、1ヵ月を迎えようとしています。

前回のブログでも言っていましたが、畝としては幅70cm、長さ290cmのプランター規模の細長いものです。

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あれから発芽して、葉っぱが高さ5cmほどに成長していますが、なぜか畝の左半分の箇所がほとんど芽が出ていません、事前の肥料や種まき(すじ蒔き)の配分は均等にしたつもりではありますが、右半分だけ芽が出てきています、今のところ原因がわかりません。

作物を植えていないスペースでは、草の伸びが加速を増してきました。

これらの草を総称して「雑草」と俗に言われるのですが、10数年前、農業学校の先生に師事していた時期がありまして、その先生より「草木にはそれぞれ名前がついている、自然界における役割もそれぞれにある、それをひとまとめにして雑草と言ってはいけない」と教わったのを覚えています。(注:過去のブログにおいて「雑草」というワードを綴っていましたが、ふと今、それを思い出しましたので、今後はできるだけ「雑草」という表現を控えていきたいと思います)

ということで、田舎生活必須アイテム、「草刈り機」で前回できなかったエリアを刈っていきたいと思います。

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一部、山の斜面を棚状にした、といってもなかなかの傾斜にはなっています。そこは手つかず状態で、今は何も植えていないので草がこの有様です。

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草刈り機の刃が、土中の石に当たって飛んでくるのを防ぐためにゴーグルをかけ、作業をスタート、30分ぐらいで写真のようにある程度、スッキリとしました、やはり草刈り機は凄いですね。

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しかしながら、草の生命力は力強いです、コンクリートの隙間からも生えてこようとします、写真にあるものも、その代表的な草ですが(すみません、名前がわかりません)

これを放っておくと次の写真のようになります、すごいですね。

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この草の茎の部分を折ると、切り口から白い液がにじみ出てくるヤツで子供の頃、「ミルクが出た!」と嬉しがっていました、もちろん口に入れたりはしないですけど。

ただ、根元を持って引っ張ると、さほど苦労することなく抜くことはできます。

ついでなので、家裏の目立つ草をひととおり取って一角に集めます、あえて置きっぱなしにして自然乾燥させてみます。

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3週間後、そこへ行って見てみると、かなりカサが減りました、これを堆肥場(まだ未完成ですが)へ持っていくことにします。

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ところで、うちの御先祖の誰かが植えたのだろうと思うんですけど、家の裏に点在して何本かヤシの木みたいなのが生えております、南国地方でありがちなヤツなんですけど、とりあえず何かリゾートっぽく見えるので、そのままに(枝打ちはしますけど)しています。

その後、いろいろ調べてみましたところ、どうも棕櫚(シュロ)の木ではないかということですね。

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平行して、種とりに挑戦している「サラダほうれん草」「サラダ水菜」ですが、それぞれにかなり「とう」がたち、茎が伸びきって倒れるようになってきました。

自分で育てた野菜から種を採ることを「自家採種」と言います。

調べますと、ほうれん草系は地味な花を咲かせた後、葉が枯れるまでおいておくと、上部に金平糖の形をした種のつまった実ができるそうです。また、水菜のようなアブラナ科は、花が咲いた後、エンドウみたいな「さや」ができるので、これが成長しきって完全に乾燥するまで待つとのこと。

なので、もうしばらく様子を見ていかないといけません。

私の師事していた先生からは「畑の畝を踏んではいけない」とも教わりました。もちろん、畑を作っている方はやらないだろうとは思いますが、踏んでしまうと土中にある空気の通り道を圧縮してしてしまい、土壌にとってよろしくない状況になるとのことです。

また、「畝と畦(あぜ:通り道の部分)を作った時点で、それぞれの役割が発生するので、その分別もせよ」と教えられました。厳密にいうと畝をまたぐこともしてはいけないということです。

私も可能な限り、いまでもそれを守るようにはしています、その方からは「有機農法」というものも学びました、いわゆる農薬・化学肥料を使わず、土壌中の腐食などを活用した有機物を栄養として作物に与える自然本来の農法のことです。

まあ、農業を生業とする方々にとっては、これを本気でやろうとすると採算面で合わなくなる恐れがあるでしょう。

ただ、本来的に私たちが口に入れるものを可能な限り、自然なものにするのが体に良いとされるところがあります。

今は有機農法をするレベルには至っていませんが、家庭菜園の中で少しづつでも良いものを育てていきたいと思います。

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