今回の作業を通じて学んだこと
・引っ越しはそれぞれチームを組んで乗り合わせて向かう
・引っ越しは搬出(出て行かれる方)と搬入(こちらに来られる方)の2パターンがある
・搬出は段ボールケースから出して、家財類など大物は後半に、反対に搬入は家財類が先で、段ボールケースは後半いれる
・養生グッズ(毛布、シート、組み立て式ケースなど)を使用後であっても踏まない
・構内で作業する時は全員、ヘルメット着用
・学生のアルバイトが多い
<3月30日(月)くもり>
引っ越し作業の仕事要請は4日間ですが、この日は3日目にあたります、あまり訳のわからないまま、社員の方に教えられながら、なんとかやっているといった感じです、いつもとは違う筋肉を使っているみたいです。
今回の午前の部は、2階建てのよくみるタイプのハイツでお客さんは2階に2住まわれている方です。
ただ、玄関口は非常に狭く、家具のたぐいはそこからの搬出が厳しいとみて、高所作業車(大手の会社なので、自車があるわけです)が出動、それと3トントラック、資材運搬用営業車、そして自分の2トン車と私含め6人体制で乗り込みます。
リーダー格の人が、先に2階へ上がり、2階の窓、サッシを外しにかかります、窓枠の下へあて布を敷き、高所作業車を寄せます。
そこへ2トントラックをバックでつけ、2階から降りてくる引っ越しの荷物を積み込みます。
高所作業車は荷台部分が箱型から、横板が開いて、それぞれ倒れるようになっており、広げるとフラットな床板状になります、まるでトランスフォーマーみたいになります。
まずは段ボールケースに入れられた小口からです、どんどん降りてきます。
高所作業車の操作には資格がいる(おそらく)ので、私は触れることはできません、社員の方にやってもらいます。
形の良い、いわゆる箱型の段ボールは割と簡単に積みつけられるのですが、ドレッサー、ゴルフバッグ、ローボード、洗濯機、食器棚、ソファー、テレビなどの家財類が後半に来るので、もうテトリス状態です。
基本、重くてしっかりしたものを下にするわけですが、鏡とかガラスケースみたいなものもあるし、割れないように注意しないといけません。
途中、エアコンの室外機を外しに業者の方が来ました、室外機と本体、パイプと分別していきます。
後半は、ベテランの社員の方に積み方を教えてもらいながら必死に積んでいきます。
そうこうしている内、応援の社員2名が営業車でかけつけ参入、2階へ乗り込みます。
社員の方は、お客さんの部屋で養生、梱包の作業をし、我々素人はトラックにひたすら積み込んでいきます。
最初は段ボールケース群、後半 家財類、中でも冷蔵庫あたりが大物です、AM8:00開始から約3時間が経とうとしています。
エアコンと室外機が外されて、ようやく終わりに近づきます。
午前の部がようやく終わり、支店へ戻ります、午前引っ越しに使っていた養生グッズで再利用できるもの、ゴミになるものに分けて所定の場所へ移動させます。
その後、他府県から引っ越しの荷物を輸送してきた10トントラックが支店へ入ってきているので、自分のトラックをドッキングして積み込みを行います。
この時も、居合わせた社員(アルバイト、派遣社員もいたかと思いますが)10人ぐらいで協力して積み込みます、基本的にバケツリレー方式でトラックの荷台へ入れていくのですが、特に荷台の奥で積み込んでいくのが難しいです。
満車になるまで入れていきますが、最初は決まった大きさの段ボール類から来るので、その間はそんなに考えなくても積み上げられます。しかし、それが終わると、形のいびつなもの、例えば、物干し竿、傘類、イス、楽器、ハンガーなど、どんどんくる中をいかに安全にすき間をつくらず、いっぱいにしていくか、、私は最初、奥で積み込む役をしていましたが、後半、どうしても上手くできなくて、社員の方に代わってもらいました。
すると、さすがに違いますね、手際よくすき間というすき間に、それに合う形のものを選んで積んでいきます、やはりこの辺がプロたる所以でありますね。
感心しながら、ようやく2台のトラックに収まったところで昼休憩となります、午後の部スタートはPM1:40です。
久しぶりに体力使っているので体のあちこちで乳酸がたまっている感じです、まさに筋トレです。
次に向かうのは、これまた2階建てのハイツ系、2階に住まわれている方です。
まずは、テレビボード、棚、机、マットレスなどの家事類から、今度は搬入となります。
ここで問題が出ました、冷蔵庫が大きくて玄関から入りません。
リーダーが何やら電話をかけています、どうやら朝、要請していた高所作業車に再び来てもらうようです。
程なくして上司とおぼしき方が運転する高所作業車がやってきました。
重量物なので慎重に作業をすすめます、サッシが外され、2階のベランダに作業車のアームを合わせます、朝同様、荷台を開いてフラットにさせ、冷蔵庫を乗せ、アームの上を昇っていきます。
押し上げられた冷蔵庫をベランダから4人がかりで持って2階の部屋の中へいれます。
何とか無事に家財類が収まったところで、次に段ボールケース類のものを玄関から持ってあがります、こうなると後は早いです。
こうしてPM2:00から始まった引っ越し、完了したのがPM4:30頃、おおむね2時間30分の作業でした。
養生グッズと段ボールごみを回収し、支店へもどり、後片付けをして終了です、ちょうどPM5:00でした。
<3月31日のレポートについては省略させていただきます>
そんなわけで4日間、貴重な体験をさせて頂きました、引っ越しのプロの職人技というのを間近に見せてもらうことができました。
この4日間での報酬、詳しくは言えませんが、トラックチャーター代として2ケタにはなっているとだけ申し上げておきましょう。
今回の体験を通して学んだことを冒頭のコメントと合わせ、まとめとして、今後の業務に生かしていきたいと思います。私の会社の上司には感謝したいと思います。
まとめ
・引っ越し作業はチームで、積み・荷下ろし作業を行う、チームワークがカギを握る
・すき間なく荷物を詰め込んでいく手際よさはまさに職人技、トラックをド満車にする
・玄関から入らない(出ない)ものはベランダから積み下ろしする専用の高所作業車が存在する
・引っ越し荷物には必ず通し番号のシールが貼られる(紛失防止のため)
・養生グッズの片付け(毛布をたたむ、シートを重ねるなど)は直接地面につけず、ゴザを敷いた上でおこなう