ユーチューブ「チェーン&ペットボトルでギタープレイに挑戦!( I try play the guitar with chain & PETbottle)」

いろいろ試している このシリーズでございますが、頭の中には家にあった今は亡き父親が買ってあったチェーン、おそらく日曜大工で棚とか作る時に吊る材料としてホームセンターから買ってきたものと思われます。工具箱の中をいろいろ見ていたら出てきたものですが、これをエレキでどうやったら弾けるかというのを考えていました。

チェーンの長さは約60cm、幅にすると1cmぐらいですね、スライド代わりにするか、ピック代わりにするか、でした。

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まず、スライド的に指板に垂らしてみます、思った通りグダグダの音でした、と言いますかメロディーにはならず、ノイズに近いものがありました。

もっとひねれば使える方法があるかも知れないのですが、とりあえずピック代わりにできないかということで右手に持っていろいろ演ってみます。

垂らしてこすってみたり、束ねて当ててみたりしましたが、正確にはヒットしません、ジャラジャラと効果音が鳴るばかりといった感じです。

(ヘヴィメタル)ロックにはチェーンがよく似合うと思うのですが、奏法には生かせないかなと一旦保留としていました。

一日経ってみて、何気にペットボトルのコーヒー(無糖)を飲んでいてふと、思ったのが「これにチェーンを巻いたらどうなのかな?、、」と思い立ち、一応はイメージ図を紙に描いてはみました。

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ペットボトルの胴体にチェーンを巻いて、落ちないようにセロテープで留めます。

これを握って弦にヒットさせたらということで作ってみました(写真参照)

ペットボトルもあまり大きなものではなく500mlのコーヒー用のをそのままセレクト、これでテレキャスターを弾いてみました。

今はあまり聞かれなくなりましたが「前衛音楽」なるジャンル、いわゆる実験的な手法を用いて音を出し構成することにより作品を創り上げていく音楽があります。

私の今演っていることも、捉え方によってはある意味 前衛音楽に通じるものがあるのかも知れませんが、あくまでも私の場合、メロディーラインを大切にしていきたいなと思っております。

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例えばブリキのごみ箱をひたすら叩いてみたり、チェーンソーで物を切り刻んだり、ステージで演っているのを観たことがあります。

どちらか言えばパフォーマンス的な要素が強いです、私が覚えている中では、「アインシュテルツエンデ・ノイバウンテン」(*ドイツの実験的バンド、1980年 西ベルリンで結成、自作の楽器、例えばスクラップの金属片や建設用機材から作られるものなどから出るノイズを通常の音楽機材と合わせて使うのがトレードマークの一つ*引用:Wikipedia)のイメージが強いのですが、パフォーマンスが絡むとこれは前衛芸術にもとれますね。

前衛芸術といえば、あのビートルズの故ジョン・レノン夫人、オノ・ヨーコさんも前衛芸術家出身であり、ジョン・レノンとの出会いも以下のようでした。

1966年のイギリスで日本の前衛的なアーチストがアメリカからやってくると人から聞いたジョン・レノンは、その画廊へと足を運んだ。いろんな作品を見ていて、林檎と釘がやたらに置いてあるコーナーに目が留まった、そこに「釘をハンマーで打ち込め」と書いた掲示があったので、そこに居合わせたオノ・ヨーコに「やってもいいか」とジョンが聞いた、しばらく思案していたヨーコは「OK,5シリング出してくれたら、やってもいいわ」と答えたところジョンは「わかった、5シリング君にあげたつもりで、釘をハンマーで打ち込んだつもりになるよ」と返した、この時、本当の意味で二人は出会ったと後のジョン・レノンのインタビューで答えています。(引用:「ジョン・レノン プレイボーイ インタビュー」集英社)

とりあえず、チェーンを引っかけるような感じでペットボトルを握って、弦をなぞってみます、金属でヒットさせていくのでトレブリーさが強調されます。

テレキャスターもリアにするとトレブリーサウンドになるので少し耳につきます、リア・ピックアップの方へセレクトしてみました。

マイルドな音になり、緩和された感じになり聞きやすくなりました。

ディストーションをかけると荒々しくなります、曲調によっては、こっちのほうが良い場合もありますけど、あえてエフェクト音で加工しない、いわゆるノーマル音でいってみたいと思います。

チェーンなので複数弦に当たるため、ソロパートには適しません。

リズムバッキングでコードとるぐらいでしかできないでしょうか。

この場合、サウンドはカントリー風なのか、弾き方にもよるんですけど、アメリカン的ではあります。

コード進行を考えます、シンプルにキーは「C」です、あまり押さえ込むと、弦がチェーンに引っかかってストロークが止まる場合もありました。

テープで止めているとは言え、ジャラジャラ音はします、あとペットボトルのペコペコというノイズもありますでしょうか。

なのでリズムキープするのに苦労しましたが、アメリカンロック調の曲には仕上がっているのかなと思います。

サウンド面ではストレートなノーマル音ですが、ピック弾きとは違うニュアンスは確かにあるという点では、新しい発見があったのではないでしょうか。

改めて思えば逆にノイジーなサウンドで攻めてみても良かったのかなともとれました、その辺はまた次回にて検討してみたいと思います。

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