今回 試してみようと思ったのは このお世話になっているトイレットペーパーの芯であります。
この間も消費税が10%になる折、トイレットペーパーの買いだめをしている方の映像がニュースで流れたりしていましたね、古くは石油ショックというのが1970年代にありまして,1973年に第四次中東戦争により、中東の原油産油国が原油価格を70%引き上げ決定したのを受け、当時の政府が紙節約の呼びかけを行ったところ、「紙が無くなる」という噂が流れ 主婦層がトイレットペーパーをスーパーで買い占める騒動が全国的に広がった経緯がありました。
ですが、実際には当時の日本の紙生産は安定しており、むしろ高度経済成長で生産量の増加も行っていたといいます。(引用:Wikipedia)
水洗トイレが普及される前の大昔には「おとし紙」といって四角にカットされたチリ紙が使用されていたみたいで、今はどうか分かりませんが数年前までは「おとし紙」が流通でまだ出回っておりました。
生活協同組合(CO・OP)などでは芯なしトイレットロールが作られ、最後までいっても芯が残らない(ただペーパーホルダーによっては、そのままでは取り付けられないものもあったので、別売りの専用アタッチメントを使用する必要がありました。)
現在はどちらか言うと芯ありトイレットペーパーが主流できているような感じがします、特に安売りしている分に関しては芯はありますね。
この芯をスライドギターのバーで代用できないかということです。
材質はメーカーによって若干違うのでしょうか、基本紙製であり 筒状であります。
手で持った感じは言うまでも無く 軽くヘナヘナです。
テレキャスターでノーマル音で指版の上へ置いてみます、弦をヒットさせると かなりのビリつきがあります。
これをディストーションサウンドへシフトしても かなり汚くなります、音の伸びもありません、これを逆説的に考えてサスティーンの効かない淡白な音を和風テイストにできないかと音階を和音階に変えてフレーズにします。
サウンドメイクもそれに合うよう三味線や琴的な雰囲気を出そうと思います、なので極々浅めのオーバードライヴの設定にしました。
和風フレーズは大学生の時、バンドを組んでいた頃からよく使っていたスケールで手くせ的な部分も入っているかと思います。
紙の筒なのでミュート(音を消すような働き)がかかり、なおかつビビる感じです。
基本スライドプレイなのですが、正確な音程が取りづらいです、左手の動きと右手のピッキングが上手くかみ合わず苦労しました。
私個人的にはヘヴィメタル・ダンスユニット「BABY METAL」のファンで申し訳ないんですけどCDは持っていませんがユーチューブでPVやライヴ映像を好んで観ています。
代表曲の中に「メギツネ!」がありますが、イントロのフレーズが和風トラディショナルの曲を旋律の一部を採用しており(タイトルがちょっと不明です、「さくら~さくら~」と歌詞に出てくるやつ)
日本音階をメタルで演っていますよね、もう海外ではポピュラーとなっております。
あと和風トラディショナルの代表曲として「六段」がありますが、これを聞くと何か正月のような気分になります、やはり小さい頃からのすり込み影響が出ているのかも知れません。
私自身、和楽器を弾いた経験は無く、学生時代に友人が持っていた三味線を触らせてもらったぐらいで、そういった意味では生音で和楽器を体感したわけではありません。
ただ古来からのDNAと言いますか、日本民族として先祖から受け継いでいる因子というものがなかろうかと思います。
日本人が弾く和音階はそれなりに説得力が出るのではないでしょうか、和音階のスケールがあってそれをなぞりながらメロディパターンを考えていきます。
トイレットペーパーの芯が軽いのでフレット上の移動が行き過ぎてしまったり、思ったより難しいです(私としては)リハーサル含め録りなおしに仕事しながらですけど2日かかりました。
今回の撮影に初めて市販の三脚を購入して使用しています。
リサイクル店で1,200円でした、それまでは100均の小さな3つ足のセット台でイスの上に乗せて撮っていました、なので安定が良くなりました。
アップした動画の後半で和風の定番フレーズも盛り込んでいます。
まあ、何とか和風の雰囲気が出ているのでは無いかと思うわけであります。