おなじみギタープレイに挑戦シリーズですが、今回プラスティック消しゴムをセレクトしたいと思います。
これはすでに他の動画で演っている人がおりアップされています、文言には「暇だったので消しゴムでエレキギターを弾いてみました」とかいう内容で数分間披露されておりました。
アンプを通していないのでしょうか、ほとんど生音で私の知らない曲を主に単音弾きで演っていました、ピック代わりに消しゴムを持ってピッキングしています。
こうなると後出しジャンケンみたくなるんですが、消しゴムでやってみようというプランはすでにあって、他に演っている人いないかなと検索した所、やはりあったなという事です。
とは言え 自分なりのプレイは演っていきたい所存ですので二番煎じと言われようともプレイをします。
まず家にある消しゴムから丁度 絵を描くためのデッサン用消しゴムがあったのでそれを使います。
長さ4cm 縦横2.3cm×1.2cm の有名メーカーのプラスチック消しゴムです。
前回同様、テレキャスターで演ってみたいと思います。
基本ピック代わりに使おうかなと思います、素材が素材だけに1弦とか細い弦だと まともにいくと くい込んでしまいます、当然のことですよね。
表面を消しゴムの頭でなぞるような右手の動きになります。
なのでどちらかいうとストロークの方が合っていそうですね、ただ生音で鳴らしてみても大きな音はしません。
すでに消しゴムの先が丸いのでアタック音が効かないです、そのままなぞった時の摩擦音で音量を稼ぐ感じでしょうか、ある意味ソフトなタッチ?かも知れません。
ノーマル音だとしょぼい感じになるのでここはディストーションサウンドで倍音を創りパワーアップさせ音量も上げ目にします。
曲調は典型的なロックンロールパターン、リック・デリンジャー先生(★注)のナンバーを彷彿させる感じですね、もともと自分のナンバーにしようとストックしていたリフの中からサンプリングしたみたいな形です。
ただステージ映えはしませんね、大きさも基本 手のひらに収まるサイズなので遠目にみている分は何を持っているのかわかりません。
ただ、コード弾きの後で消しゴムでタッピングにトライしていますが、ここは少し指でやるのと違うフォームになるので見た目とサウンドが少しだけユニークになるのが興味深い所ではないでしょうか。
今回はオーバードライブの効いたロックンロールサウンドでしたがアコースティックギターにするとまた面白いことができそうな気がします。
アップしたユーチューブでも見ていただければ分かりますが、弾くほどに消しゴムの粉が削れてピックガードについていくのが分かります、当然と言えば当然なのですがまさに消耗品であります。
ギター奏法においてはサウンドメイクバリエーションに関して何らかの爪跡は残せたのではないでしょうか。(と思いたいです)
★注:リック・デリンジャー
アメリカのギタリスト、音楽プロデューサー、1947年8月5日生まれ、1960年代にマッコイズというバンドに在籍、ヒット曲に「ハング・オン・スハービー」など
その後、ギタリスト、スタジオミュージシャンで活躍、1973年10月 ソロデビューアルバム「オール・アメリカンボーイ」発表、その中のシングル「ロックンロール・フーチークー」が大ヒット
1980年代にはプロレスのハルク・ホーガンのテーマ曲となった「リアル・アメリカン」を発表(引用:Wikipedia)