かねがね思っていたのが卵でギターのスライドをしたらどうなるのかということでありまして、本来はスライドというとガラスや金属の筒状のもの(起源としては薬瓶や酒瓶などのガラスの容器の首の部分をカットしたものを指に差し込んでギターの弦の上に置き、スライドして演奏する奏法、ボトルネック奏法とも呼ばれ、ブルースギタリストやカントリーギタリストがよくこの奏法を用いている)で市販されており、プレイするギタリストも多数います。
自分はどちらかというと あまりスライドプレイは演らなく、たまに自分の曲でスパイス的に要所要所で入れたりすることはありますが、バリバリのスライドプレイヤーではありません。
また市販のスライドバーも今まで買ったことがなく、(今だったらネット流通で手頃な値段で手に入るかなと思いますが)スライドで代用していたのは主に乾電池または飲料のスチール缶などで、これをレコーディングで使っていました。
ただ このスライドバー、独特な音を出すものの材質によっては その音色に違いが出ます、もちろんガラス製と金属製も音がそれぞれ違いますね。(スライドのヘビーユーザーではないのであまり詳しい説明はできませんが)
まあ、スライドバー以外のグッズでスライドプレイする人はいっぱいいますよね、ユーチューブで見ていてもスプーンでやっている人もいました(自分もユーチューブの中でスプーンを使ってギターを弾いていますが、こちらの方はスライドではなくピック代わりに使っています)
ただ卵でギターを弾こうなんていう出発点が多分ないでしょう、一応ユーチューブで「卵」「ギター」で検索かけてみました。(2019年12月11日現在)
ヒットして出てきたのは、曲名、個人名、ユニット名に「卵・たまご」がついていて プラス、ギターの演奏とかが出てくるものばかりです。
念のためにワールドワイドな観点で「egg」「guitar」でサーチしてみます、すると出てきました卵を持っているギタリストが、、
ただ、ピックを握るコツをつかむために手のひらに卵をつかみながら親指と人差し指でピックを握ってカッティングするレッスンで卵そのもので弾く映像ではありませんでした。
面白い所ではギターアンプのヘッド、その中が真空管になっていて、使用によって真空管の熱が熱くなってくるのを利用し、ヘッドの上にフライパンをのせて その中に卵を割って焼くという外人がいました。
この時点で自分のアップ動画は4番手にきていました。
ごく自然に卵でギターを弾こうとは誰も思わないでしょう、まあそこが狙いだったというのもありますけど、それで実際やってみると思ったとおりというか卵型なのでフラットな6本の弦が平均に当たることはないです、せいぜい2本ないし3本まででしょうか。
単音では確実に音が取れますが 3本ぐらいになるとビリつきが出てしまいます。
ある程度押さえ込むことによって和音が出なくもないですがクリヤーには響きません、練習中に1回押さえ込みすぎて卵を割ってしまいました。
ユーチューブでアップされているのは、2個目のテイクです。
どこまでスライド的なサウンドでまとめられるかやってみました、丸いことを利用して不協和音的なフレーズも入れております、こっちの方が卵でしか出せないサウンドではないでしょうか。
やはり弦でこするわけですから、ある程度硬いとはいえ、表面が削られていくのは確かです。
コロンブスの卵的には考えればまずやってみようとしたことでギタープレイにおける何かしらの前進はあったかと思います。
使用したのは生卵だったのでこれをゆで卵にするとどういう音になるのかはまだ実験していません。
ゆで卵バージョンは そのうちにやるかも知れませんが、また考えたいと思います。