今回、私がトライしたのは ほとんどの方がお世話になっているペットボトルのフタ(キャップ)をギターピック代わりに弾いてみようということでした。
ペットボトルキャップの規格は完璧に世界共通となっていることでもないということですが、各企業の製造ラインの関係なのか、少なくとも日本では大きさがほぼ統一されている感じです。
もともとアメリカ主導でペットボトルの開発が進められてきましたが、最初は今より注ぎ口が広かったのが直接飲む時、こぼれがちになる問題があったので現在のような大きさになったという説があります。
なのでサイズ的には同じようなペットボトルキャップですが、色やキャップの横(回すとき指で触れる部分)の形状とかは多種多様であります。
ディテール的には同じプラスチック系で大きさも手頃で軽いのでピック感はしなくもないです。
今回選んだのは、たまたま家にあって使用済みのペットボトルキャップで色はオレンジ、再度にギザギザはあるヤツです。
形が形だけにどうやって右手で握るかですが、いろいろやってみました、何しろ丸いので弦にヒットさせると滑りやすいです、ポロっとすぐ指から逃げてしまいます。
サウンドとしてはギザギザがあるので ひっかかり感は十分にあります、なのでスクラッチ的な雰囲気になるのでオーバードライブサウンドでいくのは割と早く決まりました。
ピックで弾くよりかはエッジの効いた感じになります。
ストローク弾きは割りと簡単そうと思っていたのですが、これはペットボトルのキャップを開ける時にキャップを回すことによって本体に切り込みが入っている部分が切れて開くわけですが、その時に残る出っ張り、いわゆるバリですが、それが弦に引っかかったり、ギザギザの部分自体が引っかかって 手元からキャップがよくこぼれてしまいます。
なので弦に対してのキャップの角度に気をつけなければなりません。
何パターンかやっている内にキャップを逆さにして右手人差し指をキャップの凹部に入れ、親指と中指でギザギザ部を押さえるフォームに落ち着きました(それでも何度か演っていて指から離れましたけど、、)
オリジナルのサンプル的なパターンですけど、シンプルなロックンロールで仕上げたつもりです。
今回テレキャスターを使用しています、サウンドのエッジ感がよく出ていると思います。
テレキャスターはよくトレブリーサウンドとか言われます、かなり古いですがローリング・ストーンズ(英の世界的ロックンロールバンド)のヒット曲「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」の出だしのイントロ部はテレキャスターの音に間違いないと思います。
耳コピして自分のテレキャスターで演ってみると、ほぼ一緒のサウンドでした。
「ギミー・シェルター」というアルバムのレコードを持っており、1曲目が「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」になっています、それを聞くと分かるのですが リアピックアップ(右手側の弦の橋渡ししている所)の金属部と一体となってマウントされている構造上の特徴があり、そこをセレクトすることで1,2,3弦あたりの鳴りがとてもトレブリーに聞こえます。
途中、2音弾きのフレーズを演っていますが、これが単音弾きだとちょっとつらいです。
ただコード弾きでディストーションサウンドだとドライブ感はかなり出ていると思います、あとDJのスクラッチ風な音が出ていて面白いのではないのでしょうか、
ペットボトルキャップは身の周りでけっこう手に入りやすいものだし、練習すればもっと多彩なフレーズやパターンを生み出せるかも知れません、なので実践的に使える可能性も無くはないのでしょうか。
ギザギザの形状によっても多少サウンドの違いはあるかも知れません、今のところ1回目のアップということなので、また試す機会があれば挑戦してみたいと思います。
どんなサウンドなのかどうかはアップしている動画「I try play the guitar with PET bottle cap」をご覧ください!