夏大根とサニーレタスは作るの簡単?

この間、素人なりに取り組んでいる家庭菜園ですが、作物が作れるスペースがあるのは田舎のメリットの一つだと言えます。

もちろん、やり方次第で都会でもスペース確保はできますが、分母といいますか、インフラ的には大きな違いがありましょう。

とはいえ、農家ではないので そんなにいくつも畑をつくって育てるのは仕事もやっているので無理があります。とりあえず、新規には2種類の作物で、素人なりにスタートさせることにします。

メイキング

例のごとく、ホームセンターを探しに行きます、この時点では5月末でした。

いくつか候補がある中で、私が選んだのは「夏大根」「サニーレタス」食材にしてやろうという思惑があるのと、かつ育てやすいものをとの理由で決定しました、買った種代は、夏大根:定価400円(税抜)、サニーレタス:定価200円(税抜)です。

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例によって、畝づくりをします、周辺が草伸び放題だったので、草刈り機でスッキリさせます。

土を耕していきますが、さすが田舎ですね、ダンゴムシとかミミズとか出現してきます。この虫たちが土づくりに関わっていくわけです。

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大根用に2畝、レタス用に1畝作ることにします。耕す道具は鍬2種類とレーキ、の3つです。

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土中に投入するのは、以前から家にあった市販の肥料、種まきは素人なりに袋の裏を見ながら、直接、両方ともスポット蒔きというのでしょうか、間隔をあけて穴を掘り、何粒かスコップで流し込んでいきます。

並行して作っている虫食いチンゲン菜は、ある程度順調に育っていまして、随時食材活用しています。この日も、5株ほど採って、豚肉と卵とあえて炒めました、豚丼の具みたいな出来栄えです。

種まきしてから1週間、夏大根とサニーレタスそれぞれに芽が出てきました。

芽が密集していきたので、それぞれに間引きを開始します、その間水やりも、まめに行いました。

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ところが種まきしてから20日ほど経った頃、大根は順調に葉が10cmぐらいに大きく成長しているのに比べ、サニーレタスはなんと1株を残して姿を消しているではありませんか! たしかにこの前までは少なくとも20か所ぐらい芽が出ていたのに、きれいに無くなっています。

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枯れるのでしたら、その残骸が残っていてもおかしくはないのに、それでいろいろ聞いてみたら、おそらく土中にいる虫が食べたのではという説が上がってきました。

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考えられることは、ヨトウムシタバコガの幼虫ではないかと、いずれも「蛾」の幼虫で、そういえば成虫になった蛾が畑でたくさん飛んでいたなと後になって気づきました。

奇跡的にも1株だけ大きく育っていたのが残っていたので、全滅こそ回避できたものの残念ではあります。ただ、あくまでも農薬など使用しない栽培を続けているので、仕方ありませんがこの残った1株をサラダとして使わせて頂きました、虫たちのせめてもの情けで残してもらったような気がします。

サニーレタスがそんなんだったからかも知れませんが、夏大根はかなり順調に育っており、種をまとめて蒔きすぎたので、ちょいちょい間引きをしないといけなくなりました、こちらのほうは二畝で育てております。

第1回目の収穫は、8月3日、種まきが5月末だったので、約2ヵ月でこのような成長です。

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プロの目から見たら、ぜんぜんだと言われそうですが、とりあえず収穫できたということで、水で洗って、輪切りにして、酢の和え物にしました。

買った種の袋にも書いてありましたが、少し辛いです。

その後、2回、3回と2本づつぐらい、大きくなっていったものから採っていき、大根おろしにして、そばの薬味にしたり、ご近所さんにあげたり、また、お盆ではご先祖様のお供えにも使わせてもらいました。

大きさ、形にこだわらなければ割と作りやすいし、いろんな活用方法があるので大根は使い勝手が良いです。

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一方、過去のブログで栽培報告していた「チンゲン菜」ですが、とうを立たせて種を採る計画でしたが、上手くいかず、1株だけになってしまい、その1株も種を作らないまま枯れてしまいました。

忙しかったと言えば言い訳になりますが、十分、世話が行き届かなかったのが要因ではあります。

他では、昨年の「サラダほうれん草」は種取用として確保しており、まだ種だけを抽出する作業がまだなので、随時やっていきたいと思います。

この夏は野菜が全般的に価格高騰しており、梅雨時期の長雨や、夏季の熱さ異常などでレタスも例にもれず、値段が高いということで、なるほど、そう簡単には作れないのだなと感じます。

一方、頼みの綱の「夏大根」、軒並み収穫はできているのですが、いずれもあまり大きくなっておりません。

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まあ、素人なりに育てているもんですから、当然の成り行きかなとは思いますが、種まきして一カ月半たちますが、直径がだいたい3センチぐらいです、白いニンジンみたいです。

ご近所さんに聞いてみると、やはり肥料が決め手と言います。市販の化学肥料をまいて、ミミズとか、ダンゴムシとかもいたので、まあそこそこの出来栄えだろうと考えていたのが浅はかだったのか、あと、畝の土が固かったのか、深さが足りなかったのかなども関係していたのではないかと感じます、ですが、何はともあれ小ぶりながらも収穫はできているので、ありがたく活用させて頂くことにします。

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4回目の収穫では、キムチの素と混ぜてカクテキキムチもどきをやってみました、キムチの辛さと大根の辛さとダブル辛で、酒の肴に良いかなと思います。

5回目の収穫では、再び大根おろしにしてみます、そばの薬味として使わせてもらいました。

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大根の葉っぱも調理に使えると言いますが、今回の分はちょっと固くてアクが強そうかなと思うので、見送ることにします。

ちなみに発芽後の世話に関しては、間引き、毎日1、2回の水やり(雨が降った時には省くときあり)数回の草取り、中耕(鍬で畝の周囲の雑草を削り取ること)ですね、仕事をやりながらなので、できるだけ簡素化にしたいんですけど、これは作物の種類によっても変わってくるでしょうね。

種を蒔き始めて約3ヵ月、大根の葉っぱから、とうとう花が咲いて「とう」がたってきました。

おそらくこの辺が収穫の限界点でしょう、種取用として数本残すにしても収穫を急がねばなりません、あと今回の特徴ですが、土中から抜くと大根の先が数本に分かれているのが多いということです。

ここでコスパ分析に入りたいと思います

「サニーレタス」:2020年5月30日購入、1袋200円(税別)、収穫1回(葉4枚ほど)のみ、市販参考価格 300g 302円(注:個人調べ)

*肥料代、水道代を含むと、収穫1回分を飲み込んでしまうのでほぼ差し引きゼロ、実質200円の赤字

「夏大根(夏の姫)」:2020年5月30日購入、1袋400円(税別)、収穫12本、市販参考価格1本あたり 150円前後(注:個人調べ、相場の変動あり)

12×150=1800円    1800-400(種代)=1400円

みなし1400円分の大根代が浮いてる!?

まとめ

サニーレタスは失敗に終わってしまった、発芽はしたものの、途中、虫(蛾の幼虫?)にやられてしまった。農薬は使いたくないので、プランターで育てれば良かったか。思いのほか弱かったなという感じ、梅雨の長雨、夏の熱波などで市販のものも価格高騰したのが理解できる。

大根は辛うじて、元はとれたかなという所だが、明らかに種のパッケージの写真とは、ほど遠い出来栄え(そりゃそうか)やっぱり土づくりが大事ということ、畝ももっと高く、柔らかくするべき、間引きも大事。それでも、割と簡単には作れるし、調理のバリエーションも広いので初心者にはおすすめ。

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