アート作品「來迎」

以前より、アートメーター(絵画作品のサイト)で自分の描いたものを出展していますが、2020年3月現在、7点の出展の中より、2名の方から「お気に入り」登録していている作品があります。

それが、次に掲載する「來迎」(らいげい)であります。

前にアップしていたブログでも述べていますが、「パワーポップアート」というジャンルを目指していまして、目指すべき所は、絵を飾ることで、その方が幸運になれるような願いをこめて描くことを信条にしています。

風水とか、何かスピリチュアルな行為をするわけではないのですが、少なくとも、そういう姿勢で取り組むのと合わせて、構図的にはシンプルながらもUFO、ピラミッドなどのシルエットも利用して構成、ビビッド(解説①)な色合いでまとめようすることを「パワーポップアート」と私はネーミングしたいと思います。

まあ、UFOのシルエットを入れようとすることは、早い段階からイメージにはあったのですが、できるだけ部屋に飾ってクールなものをと考えて、ラフスケッチを開始したものです。

最初は、使用済みのコピー用紙で、裏紙の使えるものを試していたのを活用して、サムネイル(解説②)を思いつくままに描いていきました。

UFOも、1機とばそうか、3機にしようか、考えながら、そのうちピラミッドの構図も浮かび上がりました。

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20個ぐらい描いてみたサムネイルのうち、良さそうなものを選び、もう一度ラフスケッチを描きます、また、それを絞っていき、今度は100均で買ったスケッチブックに写していきます。

そこで、大体の構図が決まったら、配色の段階に入ります。

この絵の中には、山脈を連想させるものがありますが、これも風景の写真など見ながら、シルエットの参考にしたりします。

スケッチブックに描かれたラフ案に色鉛筆で配色してみます。非常にシンプルな構成なので、逆に色合いのバランスが重要になります。

イメージしている配色はあるのですが、実際のせてみないと分からない部分もあります。

何パターンか配色してみて、吟味していき、一つに絞っていきます。

それをもとに、B4判の画用紙にデッサンし、アウトラインを描いていきます。

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画材はアクリル絵の具です、水彩絵の具やポスターカラーもあるのですが、重ね塗りしやすいのと、発色が安定するので私は選んでいます、最寄の文房具屋さんで買いました。

自分の持っているのは、写真のとおり8色組、イメージどおりの色にするためには、この絵の具を混ぜて作る必要もあります。

筆は100均で買ったものです、最近は100均でも、いろんなバリエーションの画材道具がそろってきているので、感心します。

残念ながら、制作工程の写真がないので、申し訳ないのですが、仕事の合間をぬって1週間くらいで完成しました。

1機のUFOが飛んできて、こちらに着陸する様子、右手に待ち受けているのは、人類か、エイリアンか、降りようとするところは、陸なのか、水面なのか、このへんはギャラリーの想像にお任せします。

まあ、このようにいろいろアイデアを出して、パワーポップアートを制作、していっているのですが、ラフスケッチから作品に移っていった段階で、ボツにしてしまうものもあります。

恥をしのんで、制作途中で断念した未完成作品を、このブログに限り、こそっと載せておきます。

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筆に絵の具を3色つけて円状に、ペインティングして、重ねていったものです。

3パターンを同時に並行して作成していったのですが、途中で最初の描いていたイメージとは大きくかけ離れていったので止めました。

アートって、その人の感受性によって好きな作品は、それぞれ違ってくるものなので、一概に良い悪いを決めつけられないところはあるものの、これはダメだなと思いました。

でも、誰かが言ってましたけど、失敗は、単なる失敗ではなく、それによって学んだものがある、それだけで前進点だ、とのことです、まあ、学んだのは確かです。

解説① 「ヴィヴィッド」(Vivid)

もともとは鮮やかな原色や、躍動感あふれる色づかいなどを表現する言葉、転じて躍動的な様や、鮮明な様を表す言葉としても使われる、ラテン語のvividnessは生き生きしている様を表す。(引用:Wikipedia)

解説② 「サムネイル」(thumbnail)

画像や印刷物ページなどを表示する際に、視認性を高めるために縮小させて見本のこと、親指の爪のように小さく簡潔であるという意味からきている(引用:Wikipedia)

デッサンにおいても、実寸大ではなく、枠を小さくとってイメージ案をどんどん描いていくといったやり方をします。

★★★★★

私自身は、こどもの頃からUFO(未確認飛行物体)を見たことがありません。

子供の頃、矢追純一さんが出演していた、スペシャル番組「UFO特集」を、好きでよく見ていました。あの頃はUFOがやってきて、宇宙人が急に降りてきたらどうしようと、マジで思っていました。

空を見上げては、何か飛んでいないかな、などと興味を抱いて眺めていました。夜空を見上げていて「あっ!UFOだ!」叫び、良く見ると飛んでいる飛行機の点灯球だと分かり、愕然としたこともちょいちょいあります。

地球外生命体はいると思う側ではあるのですが、会ってみたい反面、もし、遭遇したらどうなるのか、という恐怖心もあるわけです。

たとえば、エイリアンに触れて、超能力が身についた!とか、空を飛べるようになったとか、プラスになる働きならいいのですが、拉致されたり、行方不明になったりするのは御免です。

もし、エイリアンが存在するなら、どういうメッセージを発するのか?たとえば、ちゃんとカメラの前に出てきて、インタビューに答えるとか、そういうのは無いので、そういうはっきり分からない所が、妄想を生み出し、神秘的で、何かロマンを感じさせることになるんでしょうね。

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